かんたん料理の新時代 低温調理器とは
簡単にプロ級の料理ができる!?低温調理器
簡単にできるメニューといえばオムライスや野菜炒めとかいろいろありますが、結局材料を切ったり炒めたりしていると20分とか30分とか掛かりませんか?
ところがこの低温調理器を使えば実働2分!あとは放置するだけで写真のようなローストビーフも簡単に作れてしまうんです。
低温調理器ってなに?
低温調理器とは鍋のお湯の温度を一定に保ち、ムラが出ないように混ぜてくれる装置です。
なぜそれでおいしい料理ができるのかというと、お肉に必要最低限の熱処理しか加えないからなんです。
どういう事かというと、肉はアクチンとミオシンとコラーゲンでできています。アクチンに熱が入りすぎると水分が抜けて硬いお肉になります。ミオシンは熱が入らないとグニグニした生肉の食感になります。コラーゲンは時間をかけるほど柔らかくなります。
つまり、「アクチンに熱を通しすぎず、ミオシンとコラーゲンに熱を加えて柔らかくする」これがプロの料理人がしている事なんですね。
ここで重要になってくるのが温度です。それぞれ変性する温度に違いがあります。
アクチンは66℃
ミオシンは50℃
コラーゲンは55℃(ただし時間をかける必要がある)
つまり66℃以下で調理すれば柔らかいお肉が食べれるということになります。
普段料理したお肉が固い人は熱を加えすぎて水分が抜けた状態になっているということです。
殺菌
ではなぜ低温調理に専用の器具が必要なのか。
それは殺菌の問題があるからなんです。低温で調理するために殺菌効果が弱くなるので時間を掛ける必要が出てきます。
その為、長時間一定の温度を保ってくれる低温調理器が必要になってくるんですね。
頑張れば鍋と温度計でもできなくはないですが、「簡単」ではなくなってしまいます。
調理方法
今回は初めに紹介したローストビーフを例に作り方を紹介したいと思います。
用意するのは
- 深い鍋、もしくはお湯がたっぷり入る容器
- 低温調理器
- ジップロック
- 牛肉ブロック
以上です。
では手順をご説明します。
- 低温調理器を鍋にセット
- お湯をたっぷりと入れ温度を58℃にセット
- ジップロックに牛肉を入れて水に浸けて空気を極力抜く
- 鍋のお湯に浸けて4時間以上放置
これで完成です。
あとは塩とわさびで食べるもよし、赤ワインでソースを作るもよし、お好みで頂いてください。
未知の体験が待っている事と思います。
最後に
今回は低温調理器をご紹介させていただきました。
今後は低温調理のレシピをたくさん紹介していきたいと思います。
また、低温調理以外のお手軽なレシピもありますので合わせて載せていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた!